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「やさしい」の伝播。

 数々の住まいの取材を通してたくさんの感動がありました。心打たれて胸が熱くなり、ときにはうるっときてしまったり。
 それは完成したばかりの新築住宅に限ったことではなくて、完成から十年以上経った住宅もあれば、リフォームした住宅もありました。
  それらに共通するのは、見た目がカッコいいから、キレイだからというわけではありません。住む人に対しての心配りや気遣いが何気ないところに表れていたり、住まい手の家族に対する深い思いがちゃんとカタチになっている、自分たちだけでなく周辺に暮らす人々や土地への思いやりが込められている、それが伝わる住まいだったからと言えるでしょう。

 以前、ある建築士さんに「建築とは何でしょう?」と尋ねたことがあります。その人は「気遣い」と答えました。住宅の場合には、建てようとしている今の家族のことだけではなく、年月が経ち、変化していく身体機能や家族構成、変化する街並み、環境、さまざまなことを見据えた「気遣い」を形にすること。それをお仕着せではなく、何気ない形にすることができるか。そうなれるように努力や工夫はつきないものだと話してくれました。

 「気遣い」すなわち、それは相手への「やさしい」気持ちなのだと思います。「やさしい」ところに気がつくと、それに気づいた自分も自然とやさしい気持ちになる。だれかがやさしい気持ちになれば、ほかのだれかに対してもやさしい気持ちを持つことができるでしょう。先日終了した「みんなで考えるユニバーサルデザイン」では、使う人への思いやりややさしさが込められたユニバーサルデザインを多くご紹介してきました。
  たくさんの「やさしい」が伝わり、そんなカタチが増えていくといい。そう願いながら新しい年を迎えたいと思います。


(2007.12.21 「タイムス住宅新聞」掲載 ka)

 

わかりやすいこと。

 カタカナばっかりの専門用語と哲学の授業を聞いているような表現で話す人たちに、「これって、こういう意味ですか?」「それって、こういうコトですか?」と何度も聞き返した。ライトやミース、コルビュジェの名前も知らない、どうやって家が建つのかよく知らないころの私が、取材で建築士さんに会うようになったころのことです。
  「何にも知らないんだな」と言われて、ヘコたれるどころか、あれやこれや聞きまくり。あげくの果ては「もっとわかりやすく話したほうがいいと思いますケド」と言ってしまった私。その言葉に、ムッとする人、笑って「君はおもしろいこと言うね」という人、さまざまでした。

 知識を持たずに取材に出かける私も私だけど、ムッとするっていうのはないよなぁ、といろんな気持ちが入り混じっていた新人記者のころです。
  でも、家を建てようと思う人たちは、最初からいろいろ知って設計事務所に来るのではなく、私のように何の知識もない人たちがほとんど。それを考えると、「できるだけわかりやすく」という意見は、すごくもっともなことなのでは?と自分に言い聞かせながら取材に出かけ、その後執筆する記事も、できるだけわかりやすく書こう、わかりやすい紙面を作ろう、そう思いながらの毎日でした。
  それから十年あまり。さらにたくさんの建築士さんたちに出会って、わかりやすく伝えるための自分なりの工夫を凝らしている人たちがいることに、温かい気持ちになったりしています。

 わかりやすく話してくれる、それだけで信頼と安心の気持ちが生まれることってないですか?現在、ユニバーサルデザインについてのイベントを展開中ですが、いろいろな意味での「わかりやすいこと」がユニバーサルデザインにつながっているのでは?そう考える日々です。


(2007.11.16 「タイムス住宅新聞」掲載 ka)

 

情報収集から始めましょう。

 「子どもが誕生して、住んでいたアパートが手狭になった」、「両親との同居を考えた」、「庭付きの家で子育てしたい」。家づくりを真剣に考えるきっかけは人それぞれです。
  「でも、家づくりは一体何から始めたらいいんでしょう?」。そんな相談のメールが寄せられることがあります。依頼先、資金計画、建物のことなど、家づくりに関する事柄は実にさまざま。自分たちに合った家づくりを成功させるにはまず情報収集からといってもよいと思います。

 情報収集を行う場合に最も手軽なのは、住宅雑誌とインターネットです。雑誌の場合は、気に入った写真や記事をスクラップ。インターネットではより新しい情報を見ることができて、知りたいことをキーワード検索できるので、知りたい情報にたどり着く時間が節約できます。家づくりの依頼先について調べるにも便利です。図書館では住宅に関する本や雑誌を無料で借りられるので、建てたい家のイメージを漠然とつかみたい場合などおおいに活用できます。

 モデルハウスやショールームを訪れると、その会社がつくった家を実際に見ることができたり商品を体験できるので、写真だけではわからない大きさや感覚を体感できます。
  テレビや新聞で見学会などのイベントやキャンペーン情報を見て、訪れてみるのもいいでしょう。各社のパンフレットやカタログからは、会社の姿勢・コンセプトなども伝わるはずです。
 「家を建てよう」と思ったら、日ごろから興味を持った写真や気になる記事をスクラップして保存しておくと、家づくりの計画をスムーズに運ぶのに役立ちます。
 ただ注意しておきたいのは、情報収集をしすぎないこと。ある程度の量が集まったら、それを整理することです。自分たちに必要な情報は残し、それ以外は除いていく。たくさんの情報に流されないように、自分たちに必要なものを取捨選択することも大切です。


(2007.10.19 「タイムス住宅新聞」掲載 ka)

 

そして家は人なり。

 このコーナーのタイトル「日々是住雑感」をそのまま使って、今月からタイムス住宅新聞で連載がスタートしました。せっかくなので、ここでも掲載しますー。引き続きよろしくお願いしますm(_ _)m

 沖縄の住宅に関することを取材するようになって、はや十年余り。設計事務所や建設会社、リフォーム会社やインテリア会社、ハウスメーカーに不動産会社、新築、増改築、モデルハウスにショールーム、バリアフリーやシックハウス。取材を通していろいろな「家」を見てきました。その約8割は設計事務所が建てた家です。ほとんどが沖縄本島内のものですが、数えてみるとすでに1000件を超えているようで、なんだか特異な存在になってしまったようです。

 たくさんの取材を通して、いろいろな「家と人」に出会ってきました。その家に住んでいるご家族はもちろん、設計した建築士さんたち、施工をした職人さんたち、さらに家を取り巻く周囲の多くの人たち。そんなことを通して、あれこれ感じたり、考えたりしています。
 一戸建てやマンション、アパートなど形は違えど、だれにでもある「家」は、人の基本的な居場所です。「家」は単なる箱のようですが、そこに住む人の暮らしを含めたカタチであり、住む人の生き方が表現されているものでもあります。すべての人の基本は「家」、そして「家は人なり」と感じるのです。

 一件の家ができ上がり、そこから「住まい」が始まります。家の長い一生がそこから始まっていくとき、年月をかけて「よい住まい」に育てていくのは住む人です。私が見てきたこの十年、沖縄県内に限っても住まいの形は少しずつ変わってきているように思います。生活に便利なものが増え、住まいの中の道具がとても多かった以前に比べ、「それはちょっと違うのでは」と考える人たちが増え始めたこと、家族のつながりを大切に考える人たちが増えたこと。ここでは、そんなこれまで出会った「家と人」にまつわる話をしていきたいと思います。沖縄で住まいづくりを続ける方たちの少しのヒントになれば幸いです。


(2007.09.21 「タイムス住宅新聞」掲載 ka)

 

住まいの何を考えるべきか

 今日は「やすらぎの住居学」(清家 清・著)という本の「住まいのモチーフ」という章の中からご紹介。何年も前に読んだ本ですが、最近、改めて読み直してみると全部をご紹介したいことばかりで。そんなワケにもいかないので、家を考えるときに最も大切だと思うことを述べている部分を抜粋でご紹介したいと思います。

 家をつくるというのは単に部屋をつくることではなく、家族生活の容れ物をつくることである。住まいとは家族の生活全体の容れ物であって、決して個人の容れ物ではない。個人の容れ物ならばホテルの個室で十分だろう。だから、当然、家=住まいというものは、家族全員のコンセンサスを得て考えるべきものである。
 それ同時に、ご亭主にはご亭主の、奥さんには奥さんの、また子どもたちには子どもたちなりの住まいに対する考えをもつことになる。それはその家族がどんな生活をするのか、ということを考えることでもある。自分たちの生活のポリシーを明確にすることが住まいづくりの出発点といえよう。
 「消費は美徳」という時代があった。しかし、それは現在、もはや通用しない。それを無理に通用させようとしているのは、住む側ではなく、もっぱら住宅産業の側である。上は大手業者から下はナントカ工務店のオヤジまで、彼らは「家は消耗品である」「マンションは買い替えの時代」などと宣伝している。
 また、便利だとか安いということが現在の家のターゲットになっているようにも思う。私はそれを聞くたび、「今日の便利は明日の不便」と自分に言い聞かせることにしている。昨日便利だったものが、今日すでに不便になっている。そんなものが私たちのまわりにあふれている。
 住まいというものは、つねづねに維持・管理しなくてはならないものなのである。できあがってしまったからといってほったらかしにして管理しなかったならば、住まいは必ず壊れるものなのだ。結婚したらそれでよし、そのあとお互いを思いやって手入れをしなかったら、夫婦は崩壊する。それと同じように、あらゆる意味で手入れ=メンテナンスをしなかったら、住まいは崩壊するということである。家族が、夫婦二人から子供が生まれ、育ち、巣立っていくように、家族の生活を包む容れ物である住まいも、日々成長・変化をとげ、日々新しくなっていかなければ壊れてしまうものである。そういう家は、はじめから使い捨ての“粗大ゴミ”でしかない。
 木造だからダメ、鉄筋だからもつ、などということは固定した考え方で、どちらでも、よいものはよい。桂離宮は300年、法隆寺は1400年もっている。鉄筋であったとしても、とっくに壊された建物はいくらでもある。
 そういったはじめからの粗大ゴミをつくってはならない。住まいが粗大ゴミになるということは、そこに住まう人自身が粗大ゴミとなってしまうことである。便利だとか安いということばかり追求していると、道端にうち捨てられた冷蔵庫のようにあなた自身も粗大ゴミ化してしまうだろう。 
(「やすらぎの住居学」より抜粋)

 これまでに行ってきた住宅の取材は、約1000件ほどになりました。設計事務所の建てた新築の家ばかりでなくリフォームやハウスメーカーの家、マンション、建売住宅なども含めてです。 よく聞かれるのが、「家を建てるときに何からすればいいの?」ということですが、「自分たちがどんな生活をしたいのか考えることが最初では」と話します。また、「あの設計事務所がつくる家は、坪単価いくらくらい?」と聞かれることも多いです。その金額に平均的な目安はあったとしても、それは、そこに住む自分たちがどれくらいの広さや設備、素材などを希望するかで決まる金額であって、設計事務所が「こうしなさい」と決めているものではないので、うまく答えられるものではありません。「消費は美徳」と考えられていた時代は過ぎましたが、まだまだそんな気持ちにさせられるようなものは、私たちの周りにたくさんあります。限られた予算の中で、いかに自分たちが自分たちらしく生きられる住まいをつくっていけるか。エコロジーや環境保全がうたわれている中で、自分自身も粗大ゴミになってしまわないような家づくりを考えなくてはいけませんね。


(2007.06.07 ka)

 

キッチンと浴室
   キッチンと浴室についてのある調査結果を目にしたので、ご紹介。

 TOTOによる「住宅設備と生活意識に関する実態調査」によると、「毎日」または「ときどき」キッチンで調理作業をしている男性は67%に上り、男性もキッチンに立つことが当たり前になっている状況がうかがえた。年代別に見ると、20〜30代男性の7割は「毎日」「ときどき」料理をしているものの、30代以上になると「ときどき」の割合が増加。60代では「まったくしない」が半数を占めた。
  なお、女性は「毎日」が85.2%、「ときどき」が12.0%だった。
 また、「浴室」については、「現在ないもので、あったらよいもの」として、「テレビ」「ジェットバス・ブローバス」「お湯のさめにくい浴槽」が上位を占めた。浴室の広さ(持ち家)は、77%が1坪以上と回答した。

 「キッチンで料理をする男性」については、これまで行ってきた県内の住宅取材を通して見ても、この結果にほぼ同様の見方ができました。共働き世帯の多いご家庭では、「早く帰ってきた方がゴハンをつくる」としているところもあったり、「うちはダンナの方が料理も片付けも上手だから」と家事の中心を旦那さんが担っているケースも。取材に訪れるご家庭が、30代〜40代のご夫婦世帯が多いので、顕著なのかもしれません。たまに60代のご夫婦世帯に訪れて「うちの主人?今まで台所に立ったことなんて、一度もないわ〜!」と話す奥さまもいらっしゃいました。調査結果の60代では「まったくしない」というのも同様のようです。
 「浴室にあったらよいもの」、ごくまれに「テレビ」を設置しているご家庭がありました。テレビよりも多かったのは音楽が流れるスピーカーが設置されているケース。ごくごくわずかなんですが。シャワー中心の沖縄でも、浴槽につかってゆったりバスタイムを味わう人もいらっしゃるんですよ。個人的には「ジェットバス・ブローバス」に共感です。疲労回復とリラックスのためにーと思いますが、導入にかかる費用と維持費用がどのくらいかかるのか気になるところですね。テレビで映画を見たり、好きな音楽を聴いたりして過ごすリラックス・バスタイム。いかがでしょう?


(2007.05.24 ka)

 

コミュニケーションが生まれる場所づくり
  「旧正月です。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
 とまあ、今年も 『日々是“住”雑感』 の始まりは旧正月になってしまいました (^^;) 昨年の雑感は、結局2回。昨年は2月にブログを開始したので、そっちを頑張ってました、といえば言いワケですねー。反省です。今年は!気持ちも新たに、がんばります〜!

 今年、新暦のお正月のごあいさつとして、みなさんにお送りした年賀状から。

 最近、周囲では「愛」を語る人たちが増えました。
 仕事への愛、お客様への愛、同僚への愛、
 郷土への愛、地域への愛、自然への愛、環境への愛、
 人への愛、そして家族への愛。

 「愛」と、ひと言でいうととても照れくさいですが、
 人の心が伝わりにくくなり、信頼や安心が揺らいでいる世の中だからこそ、
 言葉にして語る人たちが増えてきたのではないでしょうか。
 愛することで「こうすべきだ」と思うことをするようになる。
 そう思いませんか?

 心に思っていたことを言葉にして出すとき、言葉は力を持ちます。
 何かをだれかに伝えるコミュニケーションの仕事では、言葉は必需品です。
 すべてをつくり出しているのは人の心。
 だとすれば、愛を持った人の心が増え、言葉にして語る人たちが増えるといいなと願います。
 言葉で心が動きます。

 2007年 「愛」を語る人が一人でも多く増えますように。
 新しい年が幸せな一年となりますよう 心よりお祈り申し上げます。

“おきなわ建築Web” は、住む人と建てる人とのコミュニケーションが生まれる場所だと考えています。
信頼と安心の住まいづくりに結ぶよう、今年も良いコミュニケーションの“きっかけ”となるよう励んでいきたいと思います。どうぞ、今年もよろしくお願いします。


(2007.02.19 旧正月・亥年 ka)

 

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