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しあわせな家

 おきなわ建築Webをやっていると、ここで紹介している設計事務所や施工会社などがつくった新築されたばかりの家にお邪魔する機会は多いものです。
 先日訪れた住宅では、完成見学会のあと、施主さんや施主さんの家族、友人のみなさん、工事にかかわった人たちなどが集まって、ちょっとした宴になりました。楽器の演奏や歌の披露、もうすぐここに住む予定の中学生の息子さんによるヒップホップなダンスと空手の演舞、アットホームな楽しい時間になりました。この新しい家に住むのはご夫婦と2人のお子さん、ネコ2匹。家の完成を迎えての感想を話してくれました。

 「家を建てるというのは、大変なことが多くて、嫌になることも多いと周りから聞いていたんですが、私たちの家づくりは、とても楽しいものでした。設計期間も楽しかったし、工事が始まると、日々変わっていく現場を見るのが楽しくて。また、それぞれの職人さんたちが一生懸命仕事をしている様子を見て、『私たちの家をつくるために、ありがたいなぁ』と思っていました。一週間に一度、参加した工程会議では、素人なりに皆さんが話していることを理解しようといろいろ勉強もしました。疑問に思ったことをわかりやすく説明してくれて、『なるほど』と新たな発見があったり、驚いたり、関心したりしていました。ほんとうにたくさんの人の手で、家が出来上がっていくんだなぁ、と感動しています。家が完成することはとてもうれしいです。でも、工事が終わって、皆さんに会えなくなるのがとても寂しいです。来週の工程会議は何時からですか?と聞きたいところですが、もうないんですねー。皆さんの温かい気持ちで出来上がった家を大切にして、家族仲良く暮らしていきたいと思います。皆さんと過ごした家づくりの時間は私たち家族の宝物です」。

 この家をつくった職人さんたちも「この仕事ができてよかった」と話していました。「会えなくなることがとても寂しい」と思われるって、うれしいですね。住む人、つくる人との良い出会いがそんな思いを生んだのだと思います。みんながよかったと思い、大切にしたいと思う家はとてもしあわせな家です。しあわせな家づくりをしてくださいね。


(2005.12.29 ka)
最初に考えること。

 「家を建てよう!と思ったとき、まず何からやったらいいのかわからない」と言う人はとても多いです。おきなわ建築Webを開設して4年が過ぎましたが、ご覧になっている皆さんの中にも、たぶんたくさんいると思います。
 よく、本土の住宅情報誌の編集者の人たちと話すときに出てくるのが「沖縄の人って、家をつくるときに勉強しないよねー。こんなに高い買い物なのに、よく知らないで買えるよね?怖いと思ってないの?」。………。悔しいと思いつつも、返す言葉がない…うーん。その原因となっているのが、住宅情報誌(紙)数あれど、大半は本土発のもの、掲載されている情報も本土適用のもの。本土とは家づくりスタイルが違う沖縄にマッチした情報発信源が少ないってことだと思っています。沖縄の人にもたらされている住宅に関する情報は、よく見ると新聞やチラシで見る広告の情報が多いです。それは、売りたい人が買いたい人を募るために出しているもので、当然「良さ」を全面にアピールしているものです。それを見て、「まぁキレイー!、まぁ素敵ー!」だけではいけませんよ。そこにあるものの何がいいのか?をさまざまな情報を使って吟味して考えることが大切です。

 今日書こうとしていた話題の筋からそれてしまったので、本題に。
 「家を建てよう!」と思ったとき、まず考えてほしいのは、お金のことです。自分の年収がどれくらいあって、その中のどれくらいを返済にあてていけるのかということ。もちろん、「貯金がたくさんあるから、キャッシュで買うつもり!」という人は別ですヨ。
 公庫や銀行では、「頭金として購入金額の2割を用意してほしい」といわれます。その後の返済をラクにするためです。また、「1年間に返済できる金額は、年収の約2割と考えてください」ともいわれます。<借り入れできる金額(年収の2割で返済していける金額)+2割の頭金=家の金額>。こうしたことを目安に住宅ローンの借り入れ金額を試算していくわけなんですね。
 さて、ここで陥りやすいのが、「奥さんのパートを増やして、収入を増やせば返済金額を増やせるし、もうちょっと借り入れしても大丈夫!少しずつだけど給料も上がるだろうし、ボーナスもあるだろうし。せっかくだから最大限借りて、建てようよ!」ということで、無理をしてでも借り入れ金額を増やして、月々の返済金額を増やすケース。マイホームへの夢を大きく抱いている時だからこそ陥りやすいんです。
  家を建てようと考えている家族の形態が、30代前半のご夫婦と幼稚園入園前のお子さん2人とします。2人の子供たちが小さいうちはいいんですが、成長に合わせて教育費が増大していきます。ご夫婦のご両親が高齢になると、介護をすることもあるかもしれません。もしかしたら、もう1人お子さんが増える!なんてこともあるかもしれません。不意な出費にも対応できるくらいのゆとりを持ちつつ、ローンの返済をしていけるように金額を算出し、計画するのが始まりといってよいでしょう。

 「沖縄では、せっかく夢のマイホームを手に入れたのに、無理なローンを組んでしまったために返済ができなくなって、1、2年でマイホームを手放す人もいるんです。また、家のローンがキツイために、毎年楽しみにしていた家族旅行ができなくなったり、映画や娯楽を楽しむゆとりさえなくなってしまい、『何のために家を建てたの!?』と話す人も多い。だから、お金のことは最初でしっかり考えて、無理のない数字を出しておく。それにそって、予算オーバーしないように建てることです。親せきや周囲の目を気にして、『これくらいじゃなきゃ!』とがんばることも禁物です」。ある県内銀行のローンセンター店長さんが話していたことです。「がんばりすぎないこと」がキーワードですね。
 自分たちに合ったサイズで考える。住宅の使いやすさを話すとき、「私たちにピッタリ合ったサイズだからー」と皆さんが話します。わが家に家族が幸せに住み続けていくためにも、最初でしっかり自分たちに合ったサイズの金額を考えておきましょう。


(2005.12.16 ka)
住まいのアルバム作り

 先週の住宅関連の業界新聞に掲載されていた記事から、ご紹介。

 〜建築過程を写真で記録〜
 北海道宅地建物取引業協会は11月から、戸建住宅の建築過程を記録する「住まいル・アルバム」作成ソフトの配布を始めた。同協会のホームページ(http://www.takken.ne.jp/)からダウンロードできる。建築時から記録しておくことで売却時の資産価値維持につなげることができる。デジタルカメラとパソコンがあれば簡単に作成可能という。
 (中 略)同協会によると、「耐震強度偽装問題が起きていることもあり、建築中から記録を残しておくことは消費者の安心感にもつながるだろう。『建物の記録』を残しておくことが中古住宅をスムーズに流通させる大切なポイント」という。

 おそらく、家は一生に何回も住み替えるというものではなく、一生住み続けるものと考えている人が一般的だと思います。あるいは子や孫の代まで残したいものという考えもあります。途中で売る時のことを考えないため、「住まいの記録を残す」ということは耳慣れない、新しい考えのように聞こえます。
 欧米では、新築の住宅よりも手入れの行き届いた中古住宅のほうが金額が高いんです。日本の場合、中古住宅のストックは増え続けていますが、欧米のように活発に流通していないのが現状です。以前から不動産業界では、「中古住宅の流通を活性化するためには、良質な住宅ストックを増やすこと」といわれていますが、欧米と日本の「住」に対しての意識の違いにより、なかなか厳しい状況が続いているといわれます。
 少子高齢社会を迎え、ライフスタイルに合わせて住み替えるケースも増えているようです。定年を迎えるにあたって、住んでいる家を売ったり貸したりして沖縄へ移住しようと考えている人も増えているようです。なるべく高く売りたい、高く貸したいと思うときに、その建物の評価をするのが、建築時の記録はもちろん、維持・管理、修繕の記録なのだそうです。
 良い住宅を永く使い、良質な住宅ストックを多くの人に利用してもらうことは、地球環境を守ることにも貢献します。といっても、やはり「新築する前から売ることなんて考えないよ」という人が多いと思いますが、家づくりを楽しみながら記録する「住まいのアルバム作り」はいかがでしょう。


(2005.12.13 ka)
緑を。

 沖縄も12月。冬です。沖縄では、色とりどりの花々が冬空を彩ってくれるんです。11月中旬ごろからニンニクカズラやトックリキワタ、フヨウなどが咲いてますね〜。来年1月に向けては、洋ランも見ごろになりますよねー。
 なかでも、トックリキワタのピンク色の花は、満開に咲いている木を見かけると、この季節に咲くサクラのようにも思えます。先日、住宅の取材で国頭村へ向かっている途中の高速道路でのこと、金武のインターを越えたあたりでトックリキワタ並木が出現。しばしピンク色の街路樹が目を楽しませてくれました。あまりに素敵だったので、「カメラ、カメラ!」と思いつつ、「運転中だよ〜(しかも高速道路)」だったのでした。それから3日後くらいの沖縄タイムスで、そこの様子が紹介されているのを見て、ちょっとうれしくなりました。(^^)
 豊かな緑を目にすると、自然と気持ちが和みます。例えば、散歩中に見かける家の庭の木が大きく育っていたり、花を咲かせたりしている様子は道行く人にもいい影響を与えているんですよ。うちの事務所の2件隣りの住宅の庭がとても広くて、いろんな種類の木があって、そのうちの2本は電柱をしのぐ大きさなんです。「大きな木が2本生えてる庭がある家の角を曲がって〜」と目印に使わせてもらったりして。豊かな緑に囲まれた家は、それだけでとてもぜいたくな家に見えるんですよね。緑の生長が家の表情を柔らかく、穏やかにしていくのを感じるからでしょうか。「住まいには緑を!」ぜひぜひお勧めしたいなーと思います。


(2005.12.11 ka)
見学会に思う。

 完成見学会がさかんに開催されるようになりました。最近では、Webだけじゃなく新聞にも「完成見学会開催」の広告が載るんですよ。すごい。
  今から3,4年くらい前、建築Web内で紹介している設計事務所の見学会に出かけたときのこと。当時の見学会は、その家の工事にかかわった業者の人たちやそこに住む人の親せき、設計事務所の身近な周辺の人たちが招待されて見学できるくらいなもので、まったく知らない人の入場は皆無。「つくった住宅を見せてくださいね〜」とつねづね建築士さんに話していた私は、「今度完成した住宅、見学会するから、よかったら見に来て」と連絡を受け、見に行っていたものです。
  そこで感じたのは、住宅展示場やモデルハウスを持っているハウスメーカーは実際の家を見てもらうから、一般の人にわかってもらいやすいけど、設計事務所はそんなものはないから、見学会を開催するときに、一般の人も見学できるようにすると、よいのでは?………もくもくと「考えてつくる」作業が多い建築士さんたち。いや、建築士さんたちだけじゃなく、現場で働く職人さんたちも、もくもくとつくる人ばかりです。そんな「もくもく」としている人たちは、お話し上手な人もいらっしゃいますが、口数が少ない人がほとんど。つくったものを見てもらうのが最大のPRになるんじゃないかと。そう考えたんですね。で、「完成見学会の告知をWebでしませんか?たくさん人が来るかも。そしたらPRになるし」そう話したんです。「おぉ〜、いいねぇ」と賛同してくれた設計事務所が少しずつ増え、今では毎週どこかで見学会。Webで紹介するものだけでなく、新聞の広告でも。すごいなぁ。

 でも、なんだか今のような完成見学会でいいのかな?そう思います。
 というのも、完成したばかりの住宅は、これから住む人のためのもの。そこに住む人が一生懸命考えて、予算を捻出して、建築士さんや職人さんたちとつくったもの。住む人が入居する前に、知らない人がたくさん来て、去っていく。たまには、運動会ばりにきゃっきゃと走り回って障子をやぶいたりする子供たち、部屋の扉や収納の扉をバタン、バタンと乱暴に開け閉めする大人たち。「トイレ使えないんですか?」と機嫌を悪くする人もいたり。
 既製品を買うのに慣れた私たちですが、店で売っているものの扱いには「壊しちゃいけない、破っちゃいけない」という意識が働きます。もし破損したら弁償する、買い取るって当たり前のことですよね。見学会を開催している家は、建築士さんや職人さんたちにとっては大切な作品であり、そこに住む人たちのために大切につくった商品なんです。もし破損した場合には、障子1枚、床板1枚、壁紙1枚、ドア1枚、それに加わる職人さんの仕事代金、いったいいくらで弁償できるんでしょう?見学会のために保険をかける、そんなところもあるようですが。
  見学会の開催をOKしてくれた家主さんは、「私たちも家をつくろうと思ったとき、いろんな家を見て回って、見せてくれたらなーって思ったことがあるんです。どれだけピンポンしようかと迷ったことか。きっと変な人って思われる!!そう思ったからピンポンはしなかったけど。だから、これから家を建てようと考えている人たちの少しでも参考になればー」そんな思いでOKなんです。そんな気持ち、「うちも、がんばって建てたいんです」そう考えている人になら伝わりますよね。もし、自分の家が完成したとき、見学会を開催して、たくさんの人に見てもらってもいいですか?
 住宅完成見学会、できれば「うちも、がんばって建てたいんです。見せてくれてありがとう。参考にさせてね」、そう考えて見学する人がたくさん来るといいと思います。


(2005.11.10 ka)
夏の思い出

 はや10月も中旬。。。今年は何をしたんだろう?と思うくらい、日常だけでいっぱいいっぱいの時間が超特急で過ぎていっているような気がします。沖縄の夏恒例のビーチパーティにも行ってないし、とりたてて珍しいこともなかったな〜と。

 いつかの夏、うちの祖母の家の暑さに閉口して、なんとかならないもんかな?と考えて、屋根にペンキを塗ろう!と思い立ったことがある。
 その日、たまたま取材で祖母のいる島を訪れて、「たまには顔でも見てみよっかー」と思い立ち、祖母の家に行くと、留守。「そんなはずはないけどなー?」と近所の畑を探しても見つからず、仕方ないので近所のおじさんに聞いてみると、「具合が悪いっていって、さっきおばさんが病院に連れて行ったよ」。心配になったので、病院にかけつけると、そのまま祖母はしばらく入院。 昼間、病院で心細そうにしている祖母を看ていられる人がなく、しばらく、私がつきそうことに。
  祖母の家に泊まって病院と行き来する日々。夜、病院の消灯時間を過ぎて、祖母の家に帰りドアを開けると、ムワッとする熱気…。一日締め切った家の窓を全開して、急速のクーラーの風と、思いっきり羽を回す扇風機からの風。一時間が過ぎて、やっと普通に過ごせるくらいになる。。。そんな毎日。「この暑さは、退院して帰ってきたら、また具合悪くするかも…」。

 祖母の家は鉄筋コンクリートブロック造平屋建て。築30年くらい。屋根はフラットな陸屋根。あまりの暑さに天井を見ると、屋根スラブからの距離、わずか20センチくらい。断熱材は当然なし。屋根に上ってみても、断熱の役割を果たすものはなんにもない。「瓦を載せる?屋根緑化にする?」とかいろいろ考えてはみたものの、手っ取り早く、自分でできそうなものが「断熱ペンキを塗ろう!」ということ。

 ホームセンターから断熱ペンキの20リットル入りの缶を買ってきて、ペンキ塗りを始める前に、近所に住む親せきから高圧洗浄機を借りて、まず屋根を洗浄。家庭用の高圧洗浄機で少しずつなので、意外に時間がかかる…。洗浄が終わると、従姉にも手伝ってもらって、小さなローラーと刷毛で少しずつペンキ塗り。 屋根でペンキ塗りをしている私たちを不思議そうに見る人たちから、「ペンキ塗るくらいでそんなに変わるのかよ」と言われつつ、なんとか塗り終わった…。約25坪の範囲。
 その翌日。同じように一日締め切った家に帰って、ドアを開けると、「温度が違うじゃん〜!」。クーラーの効きも違うし、居心地がよくなった。ヨカッタ、ヨカッタ。
それからしばらくして、祖母が退院。家に戻った。違いがわかったかなー?


(2005.10.10 ka)
新築のスージ(祝事)
 たまに、地鎮祭や棟上式、新築祝いによばれることがある。地鎮祭や棟上式は、まだ家が完成しない前の儀式なので、家主さんの気持ちは、「完成するまでまだまだ不安いっぱい」といったところなのかもしれないが、新築祝いは、「完成してホッとひと安心。さぁ〜新生活だ!」といううれしさいっぱいの気持ちが伝わってくる。

 先日、あるお家の新築祝いによんでいただいた。その日、訪れた人たちは、新築の家をすみずみまで見て、「いいねぇ」と感嘆の声。家主さんの顔も自然にほころび、家づくりの過程を身ぶり手ぶりを交えながら話し出す。
 夕方になると、ダイニングからリビング、デッキテラス、庭までオープンになった大きな空間で家主さん家族はじめ、ご親戚の面々、それに加えて、その家を設計した建築士、その設計事務所のスタッフと、アプローチの石積み作業をボランティアで手伝った学生たち。総勢50人以上が集まって、にぎやかな時間をすごした。
 祝いの座には、たくさんのごちそうやお酒が並べられた。庭とリビングを観客席に、デッキテラスを舞台に見立て、沖縄の祝い事には欠かせない、かぎやで風がご親戚の女性2人によって披露され、続いて、琉球舞踊の衣装をまとった女性の琉舞。この女性は、設計事務所スタッフの奥様だそうだ。バックで三線の演奏をつとめたのは、この設計事務所で現在住宅の設計を進めている別の家主さんとその若い友人たち。しっかりと地謡の衣装を着て、素晴らしい演奏を披露し、祝いの場を最高に盛り上げた。この別の家主さんは、自分で釣り上げたたくさんの魚を持参して、祝いの品とした。

 歌や踊りが繰り広げられ、いろんな人たちが挨拶をする。祝いの宴の最後、カチャーシーで盛り上がって、なんとなく落ち着いた本当の最後には、家主さん家族からのご挨拶。「沖縄人として、沖縄で住むことを考えたとき、沖縄の人や原風景をイメージできる家にしたいと思いました。沖縄で住む人として、ここに住みながらも沖縄について考えられる家にしていきたい」。
 昔、沖縄の家は地域の人たちの“ゆいまーる”でつくられていた。そのお祝いも“ゆいまーる”で行われていた。そこに集まった人たちの“ゆいまーる”な気持ちを感じながら「あぁ、いい祝事(スージ)だなぁ」とあったかい感じ。嘉利をつけよう!の気持ちで出かけて、嘉利をもらって帰ってきた。よんでくれてありがとうね。


(2005.08.30 ka)
ところかわれば
 日々是<住>雑感の更新はとても久しぶり。最後の更新は昨年の12月だったから、今年になってなーんにも書いてなかったことにちょっと反省…。昨年末に「住まいのカタチ」を出版するにあたって、取材、制作、販売のための流通経路の確保などの交渉などなど、それらをやってきた疲れがどっと出たのか、最近流行の“プチうつ”を経験したり、イマイチ“元気”も“やる気”もおこらなかったのだ。おきなわ建築Webって、たくさんのスタッフで運営されている、と思っている人は多いと思いますが、実際には、驚く人数です。。。さて、何人でやってるでしょう〜?

 ここ2週間の間に事務所を引っ越した。以前は那覇市新都心。沖縄の中で今もっとも変化の早い場所だろう。そこで過ごした約2年の間には、ギンネムの生い茂る空き地がどんどん減って、新しい建物がたくさん誕生した。車の量も増え、抜け道だった道路は、渋滞するようになった。空き地が多かったころ、窓を開けていれば風が通っていた事務所も、いつの間にか風の通らない暑い事務所になった。周囲は建築ラッシュで、毎日トントンカンカン工事の音がする。中には完成を急いでいる現場もあってか、土日も作業している。サッシの窓を閉め切っても、それらの音は響いてくる。朝から窓を閉め切ってエアコンのスイッチが入る毎日だった。でも、新しいまちは、便利だ。その便利さを少し手放すことになるけど、引っ越そう、そう思ったのだ。それが全部の理由ではないけど。

 新しい場所は、もう15年くらい大きな変化のない静かな住宅地。大通り沿いではないので、便利さはないが車の量もぐんと減り、周囲で工事もしていないから、とても静かだ。周囲の家々はみんな築後15年くらいはたってるんだろう。それぞれ庭の緑が大きく育っていて、木々に鳥が集まり、今は朝からセミの声が聞こえる。窓を開けていると風が通るので、風の音も聞こえてきたりする。“音”の量からすると、それほど変わらないのか?とも思われるが、聞こえてくる音の種類によって、良かったり良くなかったり。そんなことで、少し気持ちにもゆとりが生まれてきたような感じもしてくるから、不思議。おきなわ建築Webの中でストップしている連載がいくつかあるので、それも再スタートできるかなー。そのくらいのゆとりが生まれたみたい。


(2005.07.12 ka)
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