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Vol.029 嘉手納町・Hさん宅  
2007.07.11 UP
設計:(有)アイ・エイチ・エー設計
築40年の住宅を建て替え 家族が集う安心の住まい 築40年の住宅を建て替え 家族が集う安心の住まい
築40年の住宅を建て替え 家族が集う安心の住まい 築40年の住宅を建て替え 家族が集う安心の住まい

広さ・明るさ・バリアフリー
 周囲は、長くここに住んでいる方たちの住宅が寄り添って建っているような印象の住宅地。以前住んでいた築40年のコンクリートブロック造住宅の老朽化に伴い、現在の住宅に建て替えました。
「子供たちが小さかったころに建てた家だったんです。当時、この辺りには外人住宅が多く建っていて地元の人が暮らす住宅は少なく、ここに家を建てた中では、私たちが古い方でした」

 かつて子供たちと一緒に住み続けてきた敷地面積40坪に建つ家は、5人の子供たちの個室を設けていて、それぞれが独立後は使われない部屋になってしまっていたことや、リビングやダイニングなど家族で過ごす場所も小さく区切られていて内部の明るさが不十分だったため、それらを解消することが新しい家への条件となりました。
「ほかにも行事の際に子や孫たちが集まるので、みんなでくつろげる十分な広さの和室があること、高齢になった私たちでも安心して安全に暮らせるバリアフリーであることなどです。明るく過ごしやすい、何よりも安心できる家になりました」

 新しい家は以前のイメージとはガラっと変わってモダンな印象の家になりました。「周囲の人たちも驚く変わりようなんです」と喜ぶHさんです。
Vol.029 嘉手納町・Hさん宅
家族が集う広い和室に感動!
 2005年9月に完成したHさん宅は、コンクリート打ち放しのシャープな印象の外観です。コンクリート打ち放しのシャープな印象の外観です。住宅の門扉と車庫の扉を兼ねているFRPグレーチングの引き戸は、ぴったり閉じても内側から外の気配がわかり、風も通るようになっています。
Vol.029 嘉手納町・Hさん宅 Vol.029 嘉手納町・Hさん宅 Vol.029 嘉手納町・Hさん宅
 1階にはHさんの部屋と水まわり、仏間と床の間を兼ねた和室とダイニングキッチンがあります。和室には、駐車スペースに面したところにぬれ縁があり、玄関だけでなく、そこからも出入りできるようになっています。2階には書斎スペースと寝室があり、テラスには家庭菜園のスペースもできました。2階へ上がる階段以外、室内の床はフラットに、必要な箇所には手すりを取り付けたほか、Hさんの部屋の近くにトイレや浴室を配置するなど、バリアフリーに配慮した室内になっています。
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 2階書斎に置かれたテーブルとイスは、以前の住宅で柱や梁(はり)だった材料を利用して作られたものです。40年という長い年月を過ごしてきた住宅の思い出も生かされました。約40坪の決して広くない土地に、工夫を凝らした住みよい住宅ができました。
「広い和室ができてキッチンやダイニングも使いやすくなったおかげで、年中行事がとてもラクになりました。家族が集まってもみんなでくつろげるようになったんです。多いときには40人が集まったんですよ。以前の家では考えられなかったこと。感動です。住み慣れてくるにつれ気持ちも落ち着いてきました。テラスに作ってもらった菜園スペースで育った野菜を食卓で味わう楽しみもできました」。
Vol.029 嘉手納町・Hさん宅 Vol.029 嘉手納町・Hさん宅 Vol.029 嘉手納町・Hさん宅
 普段から近所に住むお子さんたちがお孫さんたちを連れて来ることが多いというHさん宅。新しい住宅になって初めて迎えた年中行事での様子を振り返り、要望通りの広い和室ができたことに改めて喜びを実感するHさんです。

   

Hさん宅・DATA

所在地

嘉手納町
設計監理 (有)アイ・エイチ・エー設計
主要用途 専用住居
敷地面積 132.24(約40坪)
建築面積 94.81(約29坪)
延べ床面積 125.13(約38坪)
1階 82.29(約25坪) 2階 42.84(約13坪)
構 造 鉄筋コンクリート造 2階建て
用途地域 近隣商業地域
施 工

建築工事/松田建設  電気設備/(株)真和電工
設備工事/(有)大優工業 キッチン/クチーナ沖縄

Vol.029 嘉手納町・Hさん宅
H-HOUSE

車庫扉で外部と内部をほどよく遮断 古い住宅の思い出も新しい住まいに生かして
建築士・伊波 米次さん 談
扉の開き具合で外部との関係調整
Vol.029 嘉手納町・Hさん宅

 敷地は、基地からの騒音と国道からの騒音と共生する区画整理された場所に位置しています。Hさんは、40年間過ごした住宅を改築するにあたり、子や孫たちが集まる大きな和室と明るい台所を要望しました。

 1階の和室前に車のスペースとアプローチを兼ねた多目的な場を配置し、開放的な南面を確保しました。隣地との境界にはスリットを設け、竹を植えて清涼感を演出しています。道路から玄関までのアクセスは敷地の狭さから、車庫の扉と門扉を併用してFRPグレーチングの引き戸を使用しています。4.0m×2.2mと大開口で車の出入りの際には全開し、昼間は人の出入りができる1m程度を開き、夜は全部閉じて使用しています。古い集落で地域のコミュニティーがしっかりできあがっており、隣近所で互いを気遣いながら暮らしているので、防犯面でもシャッターのように完全に閉じてしまうような閉鎖した感じではなく、障子のような建具感覚で外部との関係をほどよく遮断するようにしました。外観はコンクリート打ち放しとガラスを使用し、シャープな箱のように仕上げました。
白色基調で明るさと清潔感
 ダイニングキッチンを計画するにあたり、白色を基調としたシステムキッチンや家具を選び、明るさと清潔感を出しています。また、奥行き1m弱のデッキを設けたことで、外のような内のような曖昧な庭的要素を持つ場所となりました。楽しく、長時間いてもあきない食空間を演出しています。

 2階では、コンクリートの壁に囲まれたテラスが、周りの建物からの独立した空間を感じさせます。テラスには家庭菜園を設け、そこで育てた季節の食材がHさん宅の食卓を彩ります。また、40年間過ごした住宅の木の柱で製作したテーブルとイスを書斎に置き、新しい住まいの思い出を刻んでいきます。
写真撮影:フォトアートたかの

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