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TOP住まいづくり情報一覧お住まい訪問記> Vol.022 那覇市・宮城さん宅 
   
 
2006.08.11 UP
設計:宮城純建築設計事務所

 那覇市の住宅密集地、すれ違う車同士が譲り合って進むほどの細い路地を行くと、車1台分の幅しかない間口、L字型に変形した約36坪の敷地に建つ住宅があります。建築士・宮城さんの住宅兼職場です。周囲はアパートや戸建て住宅がぴったり寄り添うように建っています。

  「以前は近所でアパート住まい。将来は家を建てたいと思っていましたが土地から探さなくてはいけない。子供たちの学校を変えたくなかったし、歩いて通学させたかったから生活の環境を変えずに済む範囲で。いろいろ見て、『面白い家ができそうだな』と思ったここに」。面積もそう広くなく変形しているため、金額も安かったと話す宮城さん。

  「面白い家ができそう」という建築士ならではの発想に加え、通勤や通学に時間をかけず、なるべく家族で会話する時間を増やせるようにというご夫婦の思いもこの土地にこめられました。

  L字型に変形した敷地の間口は3メートル、道路との境界線から5メートルほどの奥行きがあり、右側へ折れてさらに10メートルほどの奥行きになった形状です。周囲の建物も近接しています。

  「地鎮祭に参加した家族からは『本当にこの場所に家が建つの?』と言われていたんです。でも建物ができると皆一様にびっくり。更地の状態からは想像できなかった居心地のいい空間ができたことに驚いていました」と奥さま。

  住宅の完成から4年。周囲の環境にしっくり馴染んでずっとそこに建っていたような雰囲気を醸す建物になりました。
 一見、縦に細長い建物の中は、どんな空間が広がるのか興味がわいてきます。1階のドアは住宅用玄関、らせん階段で上がった2階のドアは職場用玄関です。1階の玄関を入って廊下を進むと、和室とリビング、ダイニングキッチンが続くフロアに。木製の階段を2階へ上がると、主寝室と子供室、宮城さんの職場スペースになっています。敷地の形と大きさを目一杯活用して建っている印象の建物です。
 家を建てるにあたって奥さまから出た要望は、「1階に住むこと」。沖縄の場合、将来的に家族の人数分の車保有が予想されるため、駐車スペース確保のために、小さい敷地ならピロティ形式にして一階を駐車スペースとし、生活空間は2階にすることが考えられますが、「小さくても庭をつくって、地面を近くに感じて暮らしたい」という考えから、「1階に住むこと」が実現されました。駐車スペースは玄関前に確保された車1台分になりましたが、「必要になったときに考えればいい。時には不便さを感じることも必要」と宮城さんご夫婦は話します。

 室内は木や漆喰の素材感がそのまま伝わる温もりのある空間。明るさと風通しも申し分ない居心地のいい室内です。訪れる人は皆、ついつい長居してしまうことが多い宮城さん宅ですが、「みんながくつろいで長居してくれるような家づくりがしたい」という宮城さんの意図通りに仕上がった結果かもしれません。
 「コンパクトにまとめられているので、使い勝手も良くて、子育て中もいろいろ便利でした。家を建てる前から家族で過ごす時間を大切にした生活を一番に考えてきました。そんな思いがちゃんと形になった家だと思います。子供たちが大きくなって手を離れても常に近くに感じられることがとてもうれしい」と奥さまは話します。

<宮城さん宅・DATA>
所在地 那覇市
家族構成 夫婦、子供2人
設 計 宮城純建築事務所
敷地面積 120.79(約36.6坪)
建築面積 57.00(約17.2坪)
延べ床面積 111.59(約33.8坪)
構 造 補強コンクリートブロック造2階建て
用途地域 第一種中高層住居地域
施 工 (株)匠建
電 気 (有)高良電設
水 道 (有)アキラ設備工業
キッチン 大和工業
ガ ス 共同ガス施設

写真撮影:フォトアートたかの
 
 

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