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house 013

住宅外観

駐車スペースから見た中庭

6月27日(土)28日(日)に那覇市で行われたアトリエトラッドさんの完成見学会に行ってきました。

新しい住宅は、海岸から近い場所にあり、戸建て住宅やアパートなどがぴったり寄り添うように建つ密集地にあります。学校が近く、住宅の前面道路は通学路になっています。

約48坪の敷地に建つ2階建て。ご夫婦と2人の小さな女の子が住む住宅です。

外観はコンクリート打ち放しのように見えますが、塩害対策の吹き付け塗装(グレーを基調に白色と黒色を混ぜた樹脂系塗料)が施されています。

建物正面から見るとスリットの入った大きな壁面が特徴的です。
駐車スペースの奥側では、仕切りに設けられた縦格子から中庭の緑が涼しげに見えます。

内部は1階が玄関とLDK、2階に寝室、子供室、水回りを配置して、上下階でパブリックスペースとプライベートスペースが分けられている構成になっています。

玄関を入り、内部へ進むと中庭に面した大きな開口と、5m以上の高さがある吹き抜けのリビング。その奥にキッチンとダイニングが続きます。

リビングから続く中庭は、シンボルツリーのある砂利を敷いた涼しげな庭。ダイニングから続く部分にはデッキを設け、オープンテラスのようなスペースになっています。

2階は、寝室と子供室、水回りがありますが、中庭に面した窓からはもちろん、屋根に設けられたトップライトからの光で十分な明るさが保たれます。

吹き抜けの空間になったリビング以外は、天井高が抑えられ落ち着いた空間に。
住宅全体でメリハリのある高低差が、バランスの良い心地よさをつくり出しています。


設計者の渡慶次脩さんは、
「密集地にあって、周辺はこの場所に長く暮らしている方ばかり。工事が始まる前にはきちんとごあいさつをして、期間中もご迷惑にならないよう配慮しました。ご協力いただいたこともいろいろあり、無事に工事を終えることができました。周辺の皆さんにはとても感謝しています。

設計は、周辺環境を配慮して、住む人のプライバシーを守りながら、いかに快適な居住空間をつくるかを重視しました。
施主が当初より、『こういう空間にしたい』という明確な希望を持っていたこともあり、スムーズに進めることができました。

一見、大きな壁に一本のスリットだけが入った閉鎖的な印象を与える建物ですが、リビングの吹き抜けに梁のない大きな開口と、内部と一体となった中庭の空間が、光あふれる風通しの良い、開放的な印象を与える空間になったのではと思います」。

地域の中に新たに加わった住まいと家族。地域に溶け込んでいく時間の経過が楽しみです。

 

※アトリエ トラッド HPで 「work013」 を
紹介しています。ご覧下さい。

開催:2015.6.27(土)28日(日) 那覇市若狭
設計:アトリエ トラッド

(文・写真/おきなわ建築Web)
 

 

 

金武の家

リフォーム後の住宅外観

築30年ほどの平屋建て住宅。リフォーム前は、住宅の左側に倉庫がありました。コンクリートの劣化とシロアリの被害が深刻な状態でした
リフォーム後の住宅(模型)。床の間のある一番座、仏壇のある二番座、その反対側に裏座の個室があります
リビングから台所を見た様子。リフォーム前(写真上)、リフォーム後

畳をなくし、室内は段差の無いフローリングの洋室になりました
床の間と仏壇も新しくなりました。床の間は赤瓦を葺いて漆喰の床の間になりました

5月30日(土)31日(日)、金武町で開催された平良和繁一級建築士事務所さんの完成見学会に行ってきました。

「金武の家」はリフォームと改修工事を行った住宅です。
金武町ののどかな環境の中に建つ住宅は、築30年ほどになる鉄筋コンクリート造の平屋建て住宅。
リフォーム前は、一番座、二番座の和室、裏座のある昔ながらの沖縄の間取りが見られる住宅でした。

老朽化とシロアリ被害によりリフォームに踏み切りましたが、住み慣れた間取りは変更せずに、そのまま生かす計画で進めることに。
工事が始まってみると、コンクリートの劣化が激しく、シロアリの被害が予想以上に広範囲に及んでおり、深刻な状態になっていました。

屋根スラブは厚さ12cmと薄く、ヒビが発生していました。壁の部分には大きな劣化は見られなかったものの、天井と床はシロアリの被害で、ダメージが大きかったそうです。
シロアリ駆除を徹底的に行い、コンクリートを補修し、工事が進められました。

住居が建つ敷地内には、ブロック造の倉庫が設置されています。リフォーム前は台所側にあたる住居のすぐ隣りにも倉庫がありました。それにより、室内も暗くなっていたため、住居隣りにあった倉庫は撤去し、縁側とスロープが設置されました。
台所側の縁側には、強い西日を和らげるアルミルーバーが設置され、台所からリビングのスペースが明るい空間になりました。

一番座、二番座と二間続きの和室だった空間は、間取りはそのままで、畳を取り払いフローリングに。裏座にあたる部屋もフローリングにし、段差の無い、すべて洋間の室内になりました。

一番座の床の間は赤瓦を葺いた漆喰の床の間に、二番座の仏壇も新しく作り直されました。

台所周りや、廊下などには収納スペースが新設された部分もあります。

明るく風の通る室内になった住まいでは、旧盆になると親戚が集います。快適になった住まいを家族で喜ぶ光景が広がりそうです。

 

<建築士・平良和繁さんのコメント>
現場を調査した時、予想以上のシロアリ被害と建物の老朽化が深刻な状態とわかり、室内のリフォームだけでなく、大規模な建物改修工事も踏まえた工事計画を進めることになりました。

高齢になった施主の希望もあり、長年住み慣れた家なので大きな間取り変更はせず、また、既存の建物の間取りが一番座、二番座などの、沖縄古民家の間取りだったので、現代にあった沖縄民家としての機能を持つようにすることを心がけて計画を進めました。

施主は一人暮らしのため、すべての部屋をバリアフリー化、フローリングの木床材にしました。多くの家族が訪れても十分な空間にすると同時に、親戚の方が泊まれるように可動間仕切りで仕切れるようにしました。
床の間は、家の主の中心となる空間と考え、赤瓦屋根を設けて覆うことで、一つの拠り所(家)として家族を守ることを願い計画しました。

工事は終了し、無事に引き渡しも完了しましたが、これからもシロアリ対策や建物のメンテナンス等に対応し、末永く住んでいただくために、建物と共に長いお付き合いができればと思っています。


構造:鉄筋コンクリート造 平屋建て
工事期間:約7カ月

台所側の縁側にはアルミルーバーを設置して、西日を和らげています。スロープを設置しました

開催:2015.5.30(土)31日(日) 金武町金武
設計:平良和繁 一級建築士事務所

(文・写真/おきなわ建築Web)
 

 

 

 



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