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H.T-HOUSE
玄関ホール。リフォーム前は、正面に倉庫がありました。仕切り壁を取り除いてすりガラスをはめ込み、採光が可能に。明るい玄関になりました
リビング、ダイニング、キッチンまで一体になった室内。右側の壁面収納はテレビボードに。壁面には波模様がデザインされました
キッチン側から見た室内。リビング横に畳間が設けられましたが、フローリングの色と畳の色をあわせたので、違和感無くまとまった印象になりました
庭に面した床の間のある和室。床の間が新しくなり、天井も張り替えられました
寝室。壁クロスや照明、収納スペースなどを新しく。くつろぎの空間になりました

10月6日(土)7日(日)に那覇市おもろまちで開催された(有)エバさんの完成見学会に行ってきました。

築27年の住宅を現在のライフスタイルに合わせて全面リフォームした住宅です。
新築住宅の完成見学会が多い中、なかなか見ることができないリフォームした住宅の貴重な見学会となりました。

全面リフォームしたのは2階建て建物の1階部分。
以前はご主人のコレクションを納める部屋や二つの和室がある重厚感漂う室内だったようです。

シロアリの被害もあったということで、シロアリ駆除を行ってからリフォーム工事が始まったそうです。

今回リフォームするにあたって、室内の一部の間仕切り壁の撤去と、独立した部屋になっていたダイニングキッチンを移動し、リビング・ダイニング・キッチンが一体となった明るい、広々とした空間にすることになりました。

床の間のある和室は、床の間を新しくし、天井や枠などの木の部分の色をフローリングと合わせて塗装。モダンで落ち着いた和室になりました。
また、リビング横にも新たに畳間が設けられました。

リフォーム前、ダイニングキッチンだった場所は、洋間の個室に。各部屋や廊下には充実した収納スペースが設けられました。

浴室・トイレは、位置は変えずにレイアウト変更。洗面所を挟んで浴室とトイレが向かい合う構成になりました。浴槽も大きめに変更されました。

会場内には、リフォーム前の写真や平面図も用意されていて、新しくなった室内と見比べながら見ると、改めて驚きがいっぱいです。

この住宅のリフォームの様子は、(有)エバさんのブログでも「H.T−HOUSEの夢がかたちになるまで」全10回シリーズで紹介されています。
リフォーム前や工事中の様子も写真で紹介されていて、リフォーム工事の流れがわかります。ぜひご覧下さい。

 

寝室側から見た廊下。リビングの壁面収納の反対側にあたります。廊下の壁面に見えるのはすべて収納スペース。たっぷりした容量が確保されました
開催:2012.10.6(土)7(日) 那覇市
設計・施工:(有)エバ
(文・写真/おきなわ建築Web)
 

 
T-HOUSE
住宅外観。普段から車と人の通りが多い場所にあっても、住む人のプライバシーを守るつくりに
玄関側。左側には道路から玄関ポーチへつながるゆるやかなスロープがあります。前面は車2台分の駐車が可能
1階LDK。ガラス戸を開くと中庭とつながるつくり。さらに広がりを感じるスペースです
1階LDKの窓側から玄関側を見る。キッチンは対面式。キッチンの背後には収納とカウンター。右側は大型収納庫になっています
2階。中央に見えるのは可動式収納庫。動かすと、大きなワンルームができあがり

沖縄市美里に完成した“T-HOUSE”の見学会に行ってきました。

(有)平良建設が自社で設計・施工したしたコンクリート打ち放し2階建ての建物です。
「住宅地に建つコンクリート打ち放し2階建て、建築面積以上のゆとりを感じる構成」と紹介がありました。

この住宅が建つのは大通りから住宅地へ入ってすぐの場所。大型店舗の駐車場が近くにあるため、毎日車や人の通りも多いところです。

道路に面する部分はコンクリートの壁面になり、プライバシーを守るつくりに。
玄関ポーチの前面には、道路と接する部分からポーチまでのびるゆるやかなスロープと車2台の駐車スペースがあります。敷地の角にあたる部分にも車1台分の駐車が可能です。

1階はLDKと主寝室、浴室やトイレの水回りがあり、LDKは中庭に面しています。ガラス戸は左右に開く折れ戸になっていて、全開するとLDKは中庭と続く広がりのあるスペースになります。
1階には中庭とは別に、水回りと主寝室から近い位置に物干し場が設けられています。

2階は子ども室。可動式の収納庫で2部屋に仕切られていましたが、収納庫を移動させれば、1室にすることができます。

ご夫婦と3人の子どもたちが住む住宅。
敷地面積約54坪の中に、3台分の駐車スペースと、十分な居住スペース、庭も設けられた充実した構成の住宅です。

コスト面での工夫も見られるこの住宅。
詳しくは、(有)平良建設の紹介ページもご覧ください。

開催:2012.09.22(土)23(日) 沖縄市
設計・施工:(有)平良建設
(文/おきなわ建築Web、写真提供/(有)平良建設)
 

 
H様住宅+店舗(食堂APOLLO)
北側から見た住宅外観。左側が店舗、右側が住宅です。写真ではわかりませんが、住宅側もとんがり屋根になっています
2階に上がると大きく開いた窓から海の景色が飛び込んできます。波の音と風が心地いい室内です
キッチン周りを中心にモザイクタイルが室内を彩ります。とんがり屋根の形状が生かされたドーム型天井になっています
キッチン壁面やワークトップもモザイクタイルになっています。引き出しの取っ手も一つひとつ模様が異なる陶器製。楽しいこだわりいっぱいです
1階個室の高窓。窓にはめられた鉄の格子はオリジナル。店舗の手すりなどにも遣われています
店舗部分。横長の窓の部分に客席が設置される予定。カウンターの中で調理する人も、この窓から海を眺めながら仕事ができるのだそうです

南城市馬天シータウンの海沿いに完成したHさん宅と店舗の完成見学会に行ってきました。
当初は 8月4日(土)、5日(日)の開催でしたが、台風11号接近の影響で5日の開催が中止となり、改めて8月11日(土)、12日(日)に。晴れた青空がよく似合う建物でした。

真っ白い2棟の建物は、右側2階建ての部分が住宅、左側の石張りのとんがり屋根が見える部分が店舗です。店舗はイタリア料理店になるそうで、オープンはまだ先です。住宅と店舗は内部で行き来できるようになっています。

建物に寄ってよく見ると、角の部分がすべて丸くなっています。「細かいな〜」と関心していると、設計者の下地洋平さんが「愛がこもってますから!!」と笑顔でコメント。
南イタリア・プッリャ州アルベロベッロにあるトゥルッリと呼ばれるとんがり屋根の住宅を知っているでしょうか。平らな石を積み上げた屋根と真っ白な漆喰の壁、世界遺産にもなっている独特の世界観ある住宅郡です。この建物はトゥルッリの雰囲気を目指したそうで、壁はクロトン事務所のスタッフみんなでせっせと一つひとつ角を丸く削ったのだとか。ものすごい手間と時間がかかっています。

住宅側は1階がガレージと個室、ウォークインクローゼット、2階にLDKと主寝室、浴室・トイレなどがあります。

2階に上がると、大きく開いた窓から青い海の広がりが目に飛び込んできます。海を眺めてしばらくボーっとしながら、波の音と海からの風を堪能する室内です。

とんがり屋根の形状が生かされたドーム型の天井、キッチンや壁面のモザイクタイル、アンティーク風に仕上げた扉、波のような刷毛目模様の漆喰塗りの壁面、一つひとつ大切に手づくりされた温もりが伝わる空間です。

店舗の名称は「食堂APOLLO」。客席から海を見ながらのんびりできる空間を目指して工事が進んでいるそうです。おいしいピザやパスタを食べながら景色を望む、オープンも待ち遠しい建物でした。

詳しくはクロトンHP&ブログもご覧下さい。

店舗入り口のテラス。涼しい風が吹く場所です
開催:2012.08.12(日) 南城市
設計:(株)クロトン (下地洋平)
(文・写真/おきなわ建築Web)
 

 
30代の夫婦と3人の子供たちの暮らす家
1階光庭から見上げた空。合わせガラスが入っているので、雨が降ったら雨粒を見上げることができます
2階LDKスペース。キッチンスタジオとしても活用します。壁際の扉はすべて収納庫。食器棚、冷蔵庫、電子レンジなどが納まっています
1階から2階へ向かう階段
階段の壁は黒板になっていて、家族のコミュニケーションボードとして活躍しそうです。この日は「WELCOME!」と元気なメッセージが描かれていました
2階は全面ガラス張りの空間。外の緑が透けて見えます

8月12日(日)に那覇市で開催された団設計工房さんの住宅完成見学会に行ってきました。
団設計工房さんの完成見学会といえば、およそ7、8年ぶり。
代表の永山盛孝さんと、奥さまでテーブルコーディネーターの永山美和子さんは、さまざまな機会にご自宅を開放していらっしゃるので、ご自宅を拝見する機会はたびたびあるのですが、ほかの住宅の場合、取材で訪れる以外にはあまり見ることができないので、貴重な時間でした。

「30代の夫婦と3人の子供たちの暮らす家」は、パティシエである奥さまのクッキングスタジオと家族の将来を柔軟にデザインした住宅。

静かな住宅地、約50坪の台形の敷地に建つ2階建ての白い建物です。
今後は、 パティシエの奥さまが料理教室を開く予定で、普段から来客も多いことから、車6台が駐車可能なように建物が配置されています。

2階のガラス張り部分が目を引く建物。内部はとてもシンプルなつくりです。

1階は家族のスペース。ご夫婦と女の子、2人の男の子、家族5人でゴロゴロ過ごすワンルームのスペースです。
将来、子供たちが大きくなると、女の子のスペース、男の子2人のスペース、ご夫婦のスペースと、3つのゾーンに分けて利用できるように計画しているそうですが、今のところは広いワンルームです。
子供たちが 部屋中を走り回ったりしても大丈夫。散らかしてもそれぞれが片付けしやすいように配慮しています。

2階はクッキングスタジオとしても活用するLDKスペースです。
壁際に設けられた大きな収納庫の中には冷蔵庫や電子レンジなども収められていて、使わないときは扉を閉じてスッキリとした空間になります。

四角い箱のような住宅で外部には閉じた印象の建物ですが、採光や通風にも考慮されたつくり。

屋根にも特徴があるようで、ちょっと勾配のついた屋根の形は雨水を効率よく流す役割もあるようです。

5人家族のにぎやかさに加え、キッチンスタジオとしての展開、今後はいろいろな味が加えられて、おいしい住まいに成長していきそうな建物でした。

 

見学会会場でいただいたスケッチ。建物の形が完成するまでの変遷も伝わりました
彼らもここの住人です
開催:2012.08.12(日) 那覇市
設計:団設計工房 (永山盛孝)
(文・写真/おきなわ建築Web)
 

 
空の広い家
アプローチから見上げた2階部分
階段へ続くアプローチの飛び石にはガラス片が散りばめられました
ガラス戸を開くとLDKから続くテラススペースに。活用範囲が広がりました。空が広く感じられるようになりました

8月11日(土)12日(日)に宜野湾市で開催された1級建築士事務所Simple(しんぷる)さんの住宅完成見学会に行ってきました。

今回の住宅に名づけられたのは「空の広い家」。

どんな住宅かなーと思いながら向かうと、広いお庭と築20年は経ってるな〜と思われる大きな住宅。
2階部分を全面リフォーム、一部増築して2世帯住宅になったという住宅でした。

広いお庭から2階へつながる外階段へ続くアプローチ。飛び石には色とりどりのガラス片がちりばめられています。

2階の玄関を入ると、白色と木調があわさってやわらかな明るい空間。

以前は6畳ほどの個室が並び、日差しも風もあまり通らない内部だったとか。大きなテラスがあるにもかかわらず、テラスと内部をつなぐ掃き出し窓がなかったので、あまり利用されることのない“もったいない”テラスだったそうです。

リフォームを行うにあたって、内部を明るく使いやすくすることはもちろん、テラスが活用されるよう計画されました。

窓を開けると内部からテラスがひと続きになり、居住空間がぐっと広くなります。
以前、テラス側は高窓だったそうなので、内部から見える空の大きさもぐっと広く感じられるようになったようです。

リフォーム前とリフォーム後については、Simpleさんのホームページで紹介されています。ぜひご覧下さい!

Simpleホームページ完成写真ギャラリー
「空の広い家」

1階と2階は内階段でもつながります。半階上がったスペースはご主人の趣味の間です キッチン横に設けられた畳のスペースは奥さまのための間。床から上がっている分が、リフォーム前の床の高さだったそうです
開催:2012.08.11(土)12(日) 宜野湾市
設計:一級建築士事務所Simple(しんぷる) (赤嶺しげたか)
(文・写真/おきなわ建築Web)
 

2世帯住宅+店舗
   

6月16日(土)に行われたFive Dimensionさんのオープンハウスを見学しました。

北谷町内の住宅地に建つ、オリーブ色の家。
親子2世帯の住居と2店舗が入った3階建てのコンパクトなつくりになっています。
1階奥と2階の出っ張り部分が店舗で、小物屋さんとネイルサロンが入る予定とのこと。 入居後が楽しみです。


住むのはHさんご夫婦とご両親。
ご両親が住んでいた実家を建て替え、一緒に暮らす2世帯住宅をつくることにしました。

2世帯の居住スペースを設けながら、店舗スペースも設置して。もちろん店舗にはお客さま用の駐車スペースも確保しなくては!

設計者の大嶺亮さんと大嶺むつみさんは、
「店舗があるため、駐車台数はなるべく多めにというご要望をクリアしながら、住居部分と店舗、そして駐車場のゾーニングから検討を始めました」


2世帯の生活を分けて、つないで、店舗らしさも出して、というアレコレをどう解決したか…その答えは3階の間取りにありました。

3階に駆け上がってみると、なんと開放的!

それぞれのリビングにつながるガラス張りのダイニングキッチンを共有することで、 深い軒とデッキの広がるオープンスペースが確保されていました。

大嶺さんは、

「3階に2世帯の共有スペースをすべてまとめることで、住居をコンパクトにし、 駐車場や店舗面積をしっかり確保できました」 と問題解決の方法を話してくれました。

みんなで一緒に使うオープンスペースは、家族の時間を楽しむスペースになりそうです。
テラスに面したダイニングでみんなで一緒にご飯を食べる、そんなシーンが想像できますね。

各世帯のプライベートルームは、2階と3階に分けてミニマムに配置。ホームエレベーターと階段で行き来できるようつなげていました。

各世帯のプライベートルームは大きな引き戸で二間に分けられるようになっていて、引き戸を閉じると寝室と居間に分けられます。
お子さんが誕生して成長するとプレイルームにしたりと、暮らしの変化に合わせて使えます。

収納やクロゼットなども、一見、壁に見えるようすっきりと収められており、実際よりも広々と感じました。ここに技あり!です。

玄関から上へと伸びる階段室も、ガラス面が大きく開放感がありました。
外の景色を楽しめ、部屋の明り取りとしても一役買っています。 外観からは店舗の雰囲気にもプラスになるデザインを意識したようです。

玄関アプローチに植えられたシマトネリコの木は、家とお店の“心地いい”シンボルになっていました。

さらにひと工夫が光っていたのは、高齢のご両親のため、座って靴の脱着ができるよう設けた靴箱下のベンチ。引き出し式に収納でき便利そうです。

洗面室→バスルーム→目隠し付きの物干し場→クローゼットがダイレクトにつながって、使い勝手よく配置されていたのもいい感じでした。濡れたものを干して、たたんで、すぐ収納でき、家事効率もアップしますね。

施主のHさんは、 「ここでの暮らしが今から楽しみ。大満足です」とうれしそうに感想を話してくれました。店舗のオープンとともに、にぎわいそうな予感です。

オリーブ色の外観。2世帯の住居と2つの店舗が入るつくりになっています

 
3階のオープンスペースは2世帯で共有するスペースです  
   
 

3階にあるガラス張りのダイニングキッチン

 
   
プライベートルームは大きな引き戸で仕切ることができます。暮らし方でいろいろな使い方ができそうです  
   
  シマトネリコのあるアプローチから見た玄関の様子
 
 

玄関。座って靴の脱着ができるように引き出し式のベンチが備えられました。収納もできて便利です

 
洗面、バスルーム。バスルームは洗濯物干し場につながり、洗濯物干し場はクローゼットにつながります  
    開催:2012.06.16(土) 北谷町
設計:Five Dimension (大嶺亮、大嶺むつみ)
(文・写真/本永 愛)
 


庭の家
   

3月18日〜20日の3日間、沖縄市で行われたプラソ建築設計事務所さんの住宅完成見学会に行って来ました。

プラソ建築設計事務所さん初の完成見学会。3日間で多くの方が来場されたそうです。

最終日の午後に訪問しましたが、あいにくの雨。。。
雨のしっとりした雰囲気の中、建物を見学するのもいいものです。

← 晴れた日の様子がプラソ建築設計事務所さんのブログで紹介されていたので、ちょっと拝借(^^;)

子供たちが広い芝生の庭とデッキで飛んだり走ったりもぐったり。

代表の小林さんはこの様子を見て「これはもしかして住宅の設計でつかえるのでは?」と思ったのだとか。
どんなふうに生かされるのか、今後が楽しみです。


    * * * * * * * *

交差点の角地、2本の道路が敷地をはさむように走る場所です。
道路と道路の間の高低差がかなりありますが、低くなっているところに車庫を、高くなっているところへ居住部分を置いて、どちらの道路からもアプローチできるように、高低差を生かして建てられています。

車庫側のアプローチから玄関へ。
居住部分は平屋建ての建物です。

玄関ドアを開くと、奥へずずぃっと伸びる長い廊下。

廊下の左側にLDK、個室、洗面室と浴室が一列に並ぶ間取りで、右側は庭に面した大きな窓になっています。

庭はちょうど南東に向けて開いているので、晴れた日の日中はとても明るい室内になりそうな気配。
コンクリートのデッキ部分には深い庇もあるので、まぶしすぎず程よい明るさなのかもしれません。

室内はコンパクトですが、庭とのつながりで大きなリビングを得ているような印象です。

この家は「庭の家」。ぴったりなネーミングです。

畳のリビングは「お茶の間」といったほうがぴったりな感じの居心地よさそうな空間。
畳のリビングから1段下がってキッチンがあり、畳のリビングと対面式になっています。

奥へ進むと、主寝室があり、その隣りは子供室。
ご夫婦とお子さん3人のご家族が住む住宅だそうですが、子供室は1部屋を小さく分けて共有するスペースにしました。

子供室は約5.8畳の広さに、上にベッド、下に机を置いた一人ずつのスペースが3つ。
ベッドと机は、内装を手がけた職人さんが手作りしたものです。

奥側は女の子用、手前は2人の男の子専用です。

小さなスペースが「自分専用」の特別感をより感じさせてくれる、ワクワクが伝わります。

「小さい居場所がいくつもあるようにしたかったんですよね」と小林さん。

それぞれのスペースをどんなふうに工夫して活用していくのか、3人の子供たちの個性が光る場所になりそうです。

女の子のスペースと男の子のスペースの間には引き戸があり、開閉で仕切ったり、一つにしたり。

ベッドの上部は自然光が差すように窓が設けられていました。

「ただいま」と外から帰ってくると、畳のリビングやキッチンから「おかえり」の声がする家。
庭に設けられたバーベキュー台で、たまには家族や友だちを集めてガーデンホームパーティも開かれるのでしょうかー。
おそらく、畳のリビングと開放された庭が、いつも家族の場所になっているんだろうなぁ、と想像しつつ住宅をあとにしました。

 

 

 

 

「庭の家」データ
家族構成:5人家族(夫婦、子供3人)
敷地面積:330.11u
1階床面積:91.87u

 

完成した「庭の家」の様子は、プラソ建築設計事務所のホームページでも紹介されています。

プラソ建築設計事務所のHPはコチラ

東南側から見た住宅。広い芝生の庭と住宅内部がほどよくつながる「庭の家」。
(写真:プラソ建築設計事務所)

 
高低差のある敷地に建っています。  
   
 

庭に面して大きな窓。深い庇があるスペースです

 
   
障子を閉じるとこんな感じ  
   
  畳のリビング。写真左側にキッチンがあります
 
  子供室。約5.8畳のスペースを3人で共有します。小さなスペースが、それぞれの個性光る居場所になりそうです
 
こう配のついた天井の廊下  
 
      開催:2012.03.20(火・春分の日) 沖縄市
設計:プラソ建築設計事務所

(文・写真/おきなわ建築Web)
 


家族がつながる家
   

遅くなってしまいましたが、1月28日、うるま市で行われた間+Impressionsさんの住宅完成見学会の報告です。

施主さんもまだ住んでいない完成したばかりの家。
「指紋ひとつつけるわけにはいかないぞ!」と見学会の前日はいつも緊張します。 当日、事前にいただいた地図を頼りにうるま市の住宅地へ。
会場はお昼時にもかかわらず、数組の見学者が設計事務所のスタッフの方の話に熱心に耳を傾けていました。 迷惑だったかな? と恐る恐るスタッフの方に声をかけると、 「どうぞどうぞ!なんでも質問してくださいね」と優しいお言葉。
一気に緊張が解きほぐれたのでした。

用意されていたスリッパに履き替えて手袋を着用。
いよいよ見学です。

    * * * * * * * *

玄関ホールを入ると、正面には凹凸感のある壁にスポット照明を当て小さな棚。 「私だったら何を飾る?」 と、さっそく想像を駆り立てられる場面に出くわしてしまいました。

ワクワクしながら右上に目を向けると、半階ほど上がったところにドアがあり、玄関から入って正面奥は水回り、左側にはLDK、和室、デッキスペース、子ども室を配したメインルームがあるのが確認できます。このお住まいは、 床レベルや天井高の高低差による立体的な空間構成がなされており、部屋ごとにさまざまな表情が楽しめそうです。

半階上がったところにあったのは、ご夫婦の部屋。視界を遮る建物がない方向には大きな窓やベランダがあります。写真右手奥は書斎コーナー。外の景色を眺めながら読書は至福のひとときでしょうね。ちなみに、その隣の壁に囲まれた空間は、ウォークインクローゼットとなっています。

家族団らんのスペースであるLDKは、天井が高く庭に向かって大きく開いたダイナミックな空間。その奥にあるのは対面式のキッチンです。キッチン側の天井を低くしたり、キャビネット収納の色味をLDK全体の雰囲気に合わせるなど、生活感が出にくい造りとなっていました。

LDKには心地よい光がたっぷり入り、対角線上に風が気持ちよく抜けていくのが感じられます。そして、大きな窓と、その先に設けたウッドデッキが開放感をより強調しています。 天気のいい日はデッキで朝食、なんてのも楽しそう。

この開放的なLDKに対し、隣の和室は床高を少し上げ、天井を低く抑えています。この空間ボリュームの対比は心理面にも作用するようで、庭の芝生を望むのその場所に佇むと、ほっこり穏やかな気持ちになります。

子育て中のご家庭の家づくりでは、子どもたちの勉強スペース、あるいは個室をどう確保するかも悩みどころ。教育方針によって、子ども室のあり方はさまざまですし、収納スペースはいくらあっても足りないという時期があるかと思えば、独立後は部屋が余ってしまうことも。
でも、 こちらのお住まいでは、将来に渡ってスペースを有効に使えるようになっており、子ども室に関する悩みはなさそうです。

ポイントとしては、LDKの隣の半階高い位置に子ども室を配し、大きな床下を収納スペースにしてること。この収納スペースはLDKの床とひと続きになっているので、重い荷物の運び入れも楽。これだけあれば、お子さんの成長に伴い増えてくる荷物の置き場所には困りません。

また、 床面の高低差によって「部屋」としての独立感をつくり出しながらも、LDKと子ども室の一体感はそのままに。LDKにいても子ども室の様子はしっかり伝わってきますし、子ども室は間仕切り壁の開閉ひとつで間取りに変化が付けられるようになっています。

こうしたフレキシブルかつ機能性を備えた居室を立体的につなげるだけでなく、坪庭やトップライトから表情豊かな光を取り入れたり、独特の風合いを持つ壁材を採用するなど、細部にまでこだわりを貫いた住まいは、 1年、2年、10年・・・・と住むほどに味わいを増し、子どもたちの成長を優しく包み込んでくれそうですね。

LDKを入ると最初に目に入ってくるのが竹を植栽した坪庭。周囲からの視線を遮りつつ光を取り込んでいます
 
寝室側からもLDKや子ども室の様子を伺うことができます。玄関ホールの壁にはスポット照明を設置して演出が楽しめるコーナーに  
   
  寝室へ向かう階段も絵になっています  
   
寝室。窓沿いのカウンターデスクやウォークインクローゼットなどの造り付け家具も施主の要望やライフスタイルに合わせて造り込まれています。  
   
  光が満ち、風が通り抜けるLDKの心地よさが家族のコミュニケーションを育んでいくのでしょうね
 
  LDKとのつながりを考慮してしつらえたモダンな和室
 
LDKの一角には小さなスタディスペースを確保。ノートパソコンを広げたり、ちょっとした書き物をするのに便利そうです
   
周囲は古くからある住宅地。もちろん、開口部は隣家との関係性を考慮して設けられています。   模型やスケッチ画など、家づくりの過程を見るのもオープンハウスの楽しさのひとつ!
     
      開催:2012.01.28(土) うるま市
設計:間+impression

(文・写真/よこたかずみ)
 


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