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TOP沖縄・建築家たちの言説> 【沖縄の原風景との対話 建築家金城信吉の世界】
   

金城信吉は印象深い建物を多く手がけましたが、残念ながら半分以上は姿を消してしまいました。
現在見ることができる建物の中から抜粋して、現在の様子を撮影しました。

那覇市民会館  那覇タワービル  沖縄グランドキャッスルホテル  南風原中央公民館  本部小学校  本部町公民館

『沖縄の建築とは何か!沖縄の民家建築の雨端空間を現代建築に再考し「光と影の建築」を表現した作品。この作品は沖縄の現代建築の流れを変えていった。』

那覇市与儀にある那覇市民会館。1962年に行われた那覇市公会堂(市民会館)設計コンペで1等当選し実現したもの。
那覇市内の小中高校生にとっては、学校関係の文化行事が多数行われた場所でもある。現在は、老朽化により使用制限を設けながら共用が続けられている。多くの人の思い出の中に深く残っている建物の一つである。


『那覇市の中心部、奇跡の1マイル・ロードに面し、スキップフロアーの駐車場。二層のターンテーブルをもつ展望レストランからは360℃の全市を眺望することができる。』

那覇タワービルは、変貌激しい那覇市の様子を40年近くこの場所で見続けている存在でもある。
今でも斬新な形として見られるが、完成した当時、タワーを見た那覇の人々は驚いたに違いない。

「回るレストランで、高いところから那覇を眺めながら食事をするのが憧れだった」(60代・女性)。
「私たちが高校生のときは喫茶店で、窓際に置いてあったノートに寄せ書きしたり、ほかの人が書いているのを読んだりしながら友達とおしゃべりしていた場所。土曜日の学校帰りにランチしながら楽しい時間を過ごした思い出の場所です」(40代女性)。

現在はオフィスとして利用されているようだ。
所有者が代わりながらも完成当時の形そのままに、あり続ける。



『キャッスル(城)のように風格と拡張のあるパブリックスペースのデザイン。玄関は建築の顔、ホテル建築は沖縄の顔。』

現在の「ホテル日航那覇」。那覇市首里の高台にあって、那覇市が一望できる場所に建っている。観光客の宿泊施設としてだけでなく、結婚式や祝賀会、講演会などの各種イベントにも利用されるなど、地元の人たちが利用することも多い親しみのあるホテルの一つである。


共同設計によるもの。

『煉瓦タイル、曲面の大壁は町のシンボルである黄金森に面してひろがる。来館者を抱きこみ、ロビー、展示ホールへ導きいれる。自由に開放された空間へ。』

完成後に改築されたであろう1階には図書室が併設されている。地域の人々のサークル活動や子供たちの活動の拠点として、さまざまな形で利用されている。年間10万人以上が利用している。かつては2階ホールで結婚式も行われるなど、地域の人々に愛され根付いた建物。
残念ながら 2011年8月で共用が終了し、年末には解体が予定されている。


『本部富士を背にして、瀬名川に沿って広くのびる学校建築は単なる教育、学習の場ではない。人と人との交流の場であり、ふるさとへの愛情を育む場でありたい。』

完成当時の面影をそのまま残している校舎。子供たちをはじめ、先生方や父母の皆さんにも「ワッター学校」という意識を持ち、「ふるさとへの愛情」を育ててほしいという願いがメインテーマだったと金城信吉氏は語っている。
学校敷地周辺の自然との調和が基本にあり、子供たちが登校するときには、本部富士を目指して登校するように配置されている。
「学校建築で最も大事なことは外部の環境づくりである。学校づくりは建築家だけの仕事であってはいけないのである。子供たち自の参加によって学校建築が完成することを児童生徒に意識させてこそ建築の意味があると思う。10年後、20年後の緑の学園が目に見えるようである。」

完成から30年が過ぎ、当時新芽だった木は大木に育っている。周辺の緑が育ち、緑の学園をつくっている。
現在、建て替え計画が進んでおり、年内には新校舎が着工予定。新校舎が完成すると解体が予定されている。

『中央公民館、博物館、図書館が総合的に計画された社会教育センター。夕陽に染まる伊江島タッチューが美しい。』

2つの建物が並んで配置されている。「夕陽に染まる伊江島タッチューが美しい」と書かれていることから推察すると、この建物が完成した当時、海岸線がもっと近くにあって、2つの建物の間からは、海の向こうに伊江島タッチューが望めたのかもしれない。現在は、道路を隔てた向こう側にも建物が建っており、海岸線はこの公民館からだいぶ遠のき、伊江島タッチューも目を凝らさないと見えなくなってしまった。。

完成当時の写真では、2つともコンクリート打ち放しの建物だったが、現在では片方に白いペンキが塗られている。

<撮影:高野 光 (フォトアートたかの)>
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