ここ・もの〜Part2〜 ここ・もの〜Part2〜
「ここ・もの」とは?
「ここ・もの」は、建築のプロのみなさんがつくった住宅を利用して、沖縄の工芸作品や写真、絵画、彫刻、生け花、音楽など、「住まい」と関連するさまざまなものを、会場となる住宅ごとに考え、組み合わせて行う、おきなわ建築Web presents のスペシャルな展示会です。
沖縄でつくられている暮らしに必要ないろいろなモノを、たくさんの人たちに見てもらい、知ってもらうための機会にもなるといいな、と思っています。
「おきなわ建築Web」では、去る4月1日(土)・2日(日)の2日間、建築の空間を使った展示会“ここ・もの”を開催しました。今回は、第2回目の開催。その様子を紹介します。
今回のテーマは“屋富祖のまちに新しく誕生した家”
今回の会場は、「平良和繁一級建築士事務所」さんが設計した「屋富祖の家」。 今回の会場は、平良和繁一級建築士事務所さんが設計し、初の完成見学会開催の会場でもある「屋富祖の家」。2日間にわたって開催しました。

写真左下のパネルボードは、施主であり設計者である平良さん撮影による、家がつくられていく過程の記録写真です。工事が始まる前の敷地の様子から始まり、家をつくる前に行う地鎮祭、基礎工事、型枠工事、コンクリートが流し込まれている様子、建物をつくる職人さんたちの様子や、工事に使われるいろいろな機械や器具などいろいろ。全部で63枚におよぶ写真の紹介ボードです。

完成された家は、完成見学会等で見ることはあっても、家がつくられていく過程というのは、その家の施主さんや建築関係者でない限り、なかなか目にすることはありません。説明もさることながら、写真を見て家づくりの工程をイメージしてもらえたら嬉しいな〜と思い、制作しました。
初日の土曜日は、朝から雲ひとつない快晴!
“ここ・もの”に、今回初登場したサンゴシーサーが玄関先で来場者を迎えます。
アプローチや室内、テラスなど、住宅のあちこちで楽しい表情で座っていたサンゴシーサーたちは、たくさんお日様の光を浴びて、とても気持ちよさそうでした。
製作者である玉城宏さん(Jyi−Ba 80)が、たくさん運んできたシーサーは全部で38体。魔よけに効果テキメン!といったカンジでしょうか(^^)
現在の屋富祖の街をいろいろな角度から撮影した写真パネル

今回の会場となった「屋富祖の家」の施主であり設計者である平良さんは、設計に入る前に、この土地の歴史を調べることから始めました。
家が建つ場所には戦前、サーター小屋があり、芋洗い場があったのだそうです。そんな歴史的背景を踏まえてつくられた経緯を捉え、いずれはアトリエとなるスペースに、屋富祖地域のちょっと昔と今を紹介するコーナーを設けました。

写真左は、現在の屋富祖のまちをいろいろな角度から撮影した写真パネルです。
車で通り過ぎていた屋富祖のまち。歩いてみると、いろいろな表情があって「下町」のような温もりを感じる居心地の良さを発見!「屋富祖って、こんなまちだったんだ〜」とすごく身近になった気がします。

おきなわ建築Webスタッフだけでなく、一般の方たちも「自分たちが見た屋富祖のまち」というテーマで撮影した写真を提供してくれました。
「撮影している間、すっごく楽しかったよ!」と感想を話してましたヨ。

現在、自分の住んでいるまちや、これから新しく住もうとしているまち、住んでみたいまちを、散歩がてらに写真をとってみると、新しい発見がたくさんあることに気づくかもしれません。一度試してみては?

出来たばかりの空間をあたたかい雰囲気で包んでくれた沖縄の工芸たち
 
木工房 島変木
沖縄で“つくること”を職とする工芸の作家さんたちの作品も紹介しました。木工家具、染め、ガラス、シーサーなどが出来たばかりの空間をあたたかい雰囲気で包んでくれました。

写真上は、 木工房 島変木・屋宜政廣さんの作品です。リュウキュウマツとアカギ、センダンなど、沖縄で育った木でつくられています。さわり心地も座り心地も、とても丸くてやさしいんです。
Jyi−Ba 80のシーサー 木工房 桜SAKUさんと染千花の作品

写真左は、枝サンゴでつくられたサンゴシーサーです。炎のような印象も受ける、目を引く作品の一つでした。写真右上は、染千花・知花千賀子さんの作品です。天然染料で染められたものを額装しています。額も県産木材でつくられたものです。写真右下は、2階洋室の琉球ガラスの窓に飾られた木工房 桜SAKU・佐久川政義さんの作品です。リュウキュウマツやセンダンなど県産木材を使った小物です。

ロボッツ デザインとGlass Studio 尋 写真左の和室中央の円卓は、ロボッツ デザイン・国吉聡さんの作品。円卓って、沖縄では珍しいですよね。
藍色や青色、沖縄の海のようなキレイな色の琉球ガラスは、Glass Studio 尋・屋我平尋さんの作品です。ふだんの暮らしのシーンを彩ってくれるグラスや皿などが多数。一つひとつ手づくりのため、同じ形、同じ模様のものはありません。しっかりとした重さと心地いい手ざわりの作品です。

写真下は、こちらも“ここ・もの”初登場の、おとひめサンダル 彩庵・宮城章子さんの色鮮やかなサンダルです。
一人ひとりの足にあわせて作られるサンダルは県外でも大人気。クスノキやセンダンなど県産木材でつくった足型にさまざまな色・模様の鼻緒。沖縄の夏の強い日差しの下、足元を元気に彩ってくれますよ。
吹き抜けに設置した美しいタペストリーたち おとひめサンダル 彩庵

写真左は、2階へ上がる階段のコーナーの窓から見える吹き抜けに設置した美しいタペストリーたちです。
手前の黄緑色の布は、豊見城市ウージ染協同組合さん。
その奥は、 風染・大城和子さんの作品です。
ゆるやかな風を受けて幻想的にゆらぐ染物が、できあがったばかりの空間をやわらかい雰囲気にしてくれていたのでした。
今回参加して頂いた工芸工房の皆さん
 ■工房名 ■住  所 ■連絡先
木工 木工房 島変木 〒904-2143 沖縄県沖縄市知花5-24-8 098-934-3831
木工 ロボッツ デザイン 〒901-0311 沖縄県糸満市武富903 098-992-5909
木工 (資)太平木工所 〒902-0067 沖縄県那覇市安里1-7-1 098-867-3620
木工 木工房 桜SAKU 〒904-0314 沖縄県読谷村字古堅867-28 090-9785-0821
ガラス Glass Studio 尋 〒904-2143 沖縄県沖縄市知花5-24-20 098-937-3445
シーサー Jyi−Ba 80 〒900-0021 沖縄県那覇市泉崎2-4-3 #201 090-6858-2460
染 染千花 〒901-2236 沖縄県宜野湾市嘉数3-16-7 098-856-1758
染 豊見城市ウージ染協同組合 〒901-0223 沖縄県豊見城市翁長291-1 098-850-8454
染 風染 〒901-1118 沖縄県島尻郡南風原町喜屋武94 098-889-0889
サンダル おとひめサンダル 彩庵 那覇店:〒900-0022 沖縄県那覇市桶川1-1-55
名護店:〒905-0006 沖縄県名護市字宇茂佐278
098-854-5272
098-54-0154
  各工房では、それぞれに合った受注制作も受け付けています。
 お気軽に上記連絡先まで問い合せしてみてくださいね!その際は「おきなわ建築Webを見て」をお忘れなく。
 また、 おきなわ建築Webサイト上で、木工房 島変木さんの家具を一部販売中! ご購入ページ>>
(2006/04/14UP・おきなわ建築Web)

おきなわ建築Web・TOPページに戻る